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一般財団法人KIBOW、住宅確保困難者への支援事業を手掛けるRennovaterに追加投資  すべての人に心安らぐ住まいを提供、高齢者・生活困窮者などの居住を支援

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一般財団法人KIBOW(東京都千代田区、代表理事:堀義人、以下 KIBOW)は、2022年5月、KIBOW社会投資ファンド3号から、Rennovater株式会社(京都府京田辺市、代表取締役:松本知之氏、以下 Rennovater)に5,494万円の投資を実行しました。今回の増資において、KIBOWは株式会社京信ソーシャルキャピタル、日本ベンチャーフィランソロピー基金、および田中俊彦氏と共同で出資をしました。今回のラウンドで、同社は計1億2,595万円を調達しました。

Rennovaterは、生活困窮者、単身高齢者、障がい者、母子家庭世帯、外国人など不動産賃貸契約を結ぶ際に困難に直面することの多い方々に向け、民間資金で空き家や築古物件を安価で取得、再生した上で、低廉な賃料で提供する住宅支援事業を展開しています。

(Rennovaterビジネスモデル 同社資料をもとに作成)

KIBOWは、2020年2月、2号ファンドからRennovaterに5,000万円を出資。その後、Rennovatorの業績の伸びと社会的インパクトの拡大は著しく、契約者人数・契約者の満足度も大幅に上昇しました。今回、住宅確保困難者への支援事業をさらに拡大することを目指して、他の投資家と共にラウンドを組成しました。

KIBOWは、Rennovaterが日本における住宅分野のソーシャルベンチャーを牽引する存在になることを期待するとともに、すべての人が住生活を楽しめる社会を実現できるように支援を続けて参ります。

<一般財団法人KIBOW 代表理事 堀義人 コメント>
住宅供給の市場メカニズムの中で差別的な扱いをされて、住宅確保に困難を抱える方々が、日本には多くいます。そのような方に安価な住宅を提供し、かつ収益のあがるビジネスモデルとオペレーションモデルを創り上げたRennovaterのことを、KIBOWは高く評価しています。これまで間接金融で同社を支えてきた京都信用金庫が、インパクト投資ファンドを設立し、直接金融でも同社をバックアップしてくださるのは大変心強いです。廉価住宅供給(Affordable Housing)という新しい産業分野に、より大きな規模で資金を呼び込むことができるよう、Rennovaterを引き続き強力にバックアップします。


◇Rennovater株式会社

設立日:2018年5月16日
事業内容:住宅確保困難者への住宅の提供
代表者:代表取締役社長・創業者 松本 知之
所在地: 京都府京田辺市山手南4–7–3
URL:https://rennovater.co.jp/

◆代表者 松本 知之(まつもと ともゆき)氏について


1979年大阪市生まれ。同志社大学工学部卒、京都大学大学院エネルギー科学研究科修了。
国際学会(Bioceramics16)にて、最優秀賞を受賞。2004年から2019年まで日本生命保険相互会社にて、
主に投資部門、企画部門に従事。個人事業として8年間の経験を経て、2018年5月にRennovater株式会社を設立。「かわさき起業家賞」受賞、第3回「日経ソーシャルビジネスコンテスト」ファイナリスト。
中小企業診断士。座右の銘は、「積小為大」「努力は運を支配する」。

KIBOWは、「社会課題を解決し希望を生みだす起業家とともに、事業を創造し社会を変革する」というビジョンを掲げ、社会起業家への投資活動を行うインパクト投資ファンドです。2015年に1号ファンドを設立して以来、これまでに累計13社の社会起業家への投資を通し、社会へのインパクトを創出してきました。出資に留まらないハンズオンの支援を特徴として、投資先への取締役の選任、採用支援等、社会起業家のビジョンの実現に必要な様々な支援を行います。投資対象は、地方創生(震災被災地含む)、医療、介護、高齢者、育児・子育て支援、貧困問題、環境保護、海外支援・協力などの重要な社会課題の解決に取り組む企業とし、株式への出資を基本投資条件として1案件あたり1,000万~1億円を投資します。


◇「KIBOW社会投資ファンド3号」概要

名称: KIBOW社会投資ファンド3号
設立: 2021年11月
出資総額: 10億円(株式への出資を基本とし、1案件あたり1,000万~1億円を投資)
投資対象: 地方創生(震災被災地含む)、医療、介護、高齢者、育児・子育て支援、ソーシャル・インクルージョン、貧困問題、海外支援・協力(国内団体に限定。ファンド総額の10%まで)

<出資者(投資決定担当組合員、敬称略)>
学校法人グロービス経営大学院
株式会社グロービス
寺田航平
The Miner Foundation
堀義人

<アドバイザリーボードメンバー(敬称略)>
駒崎弘樹(認定NPO法人 フローレンス 代表理事)
佐藤大吾(NPO法人ドットジェイピー 理事長 / 武蔵野大学アントレプレナーシップ学部 教授)
寺田航平(寺田倉庫株式会社 代表取締役社長CEO)
藤沢久美(株式会社国際社会経済研究所 理事長)
藤沢烈(一般社団法人RCF代表理事)
堀義人(一般財団法人KIBOW 代表理事)
宮城治男(NPO法人 ETIC. 創業者)

<これまでの主な投資先>
愛さんさん宅食株式会社 (食べる喜びと健康を支える高齢者向け弁当宅配と介護事業を展開)
株式会社ポラリス(高齢者のQOLを上げる自立支援に特化した機能訓練事業を展開)
株式会社47PLANNING(地域の魅力を引き出す商業施設を運営し地域活性が出来る人材を育成)
株式会社ラポールヘア・グループ(多様な働き方ができる、託児所併設の美容室の展開)
株式会社manaby (障害者向けのITスキルの訓練及び就労移行支援)
vKirirom Pte. Ltd.(カンボジアでの大学運営・観光事業を核とする学園都市開発)
株式会社SCHOL(奨学金情報流通のためのシステム開発)
株式会社バオバブ(障がい者等の力を活かした AI用学習データ作成)
コングラント株式会社(NPO等の社会団体の寄付集めのためのプラットフォーム)
株式会社森未来(サステナブルな木材の流通を促すECサイト)
株式会社コークッキング(フードロス削減のための、消費者と店舗のマッチングアプリ)
株式会社IRIS(LGBTsを初めとしたマイノリティ向けの不動産仲介サービス)

■KIBOWについて (http://kibowproject.jp
東日本大震災の3日後に始動した救援・復興支援プロジェクト「Project KIBOW」は、「希望」と「Rainbow」から命名しました。長期的に被災地を支援していきたいという思いから、2012年2月に一般財団法人化し、以下の3つを軸に活動を展開しています。

1)「場」の提供(イベント)
被災地各地で、地域の復興を願う人たちが集まる「場」を作っています。地域の内外のリーダーたちが集まり、交流を生むイベントを定期的に開催しています。

2)寄付
これまで、約1,400名以上の方々にご協力いただき集めた資金、約1億円を、被災地で活動しているNPOや各地のリーダー達に提供しています。

3)社会的インパクト投資(KIBOW社会投資)
被災地に限定せず、「社会を変える」志を持った社会起業家たちに投資し、事業の規模化を支援します。

【本リリースに関するお問い合わせ先】
グロービス 広報室 田村 菜津紀、土橋 涼
E-mail: pr-info@globis.com

 

 

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