2025年04月11日
ニュースリリース
KIBOW社会投資ファンド、インパクトレポート「IMPACT REPORT 2024」を発行 投資先企業への貢献度アンケート結果を初公開
一般財団法人KIBOW(東京都千代田区、代表理事:堀義人、以下KIBOW)が運営する「KIBOW社会投資ファンド」は、2025年4月7日、当ファンドおよび投資先企業の社会的インパクトに関するレポート「IMPACT REPORT 2024」を発行しました。本レポートは、下記URLからデータ版をご覧いただけます。
■IMPACT REPORT 2024 ( URL:https://glob.is/impactreport2024 )
KIBOW社会投資ファンド「IMPACT REPORT 2024」
「IMPACT REPORT 2024」は、持続可能なより良い社会へ向けたこれまでのKIBOWの貢献と、そこから得られた知見を共有する目的で発行されました。当ファンドと投資先企業が共に目指す理想の社会のビジョン、それを実現するための道筋と具体的な取り組み、現在の進捗状況を報告しています。KIBOWは、その取り組みを本レポートを通じて広く伝え、社会的インパクトの更なる拡大を図るとともに、日本の社会的インパクト投資*1 の発展に貢献することを目指します。
*1 貧困や差別、環境、教育、福祉などの社会的な課題の解決を図るとともに、経済的な利益を追求する投資行動
本レポートは、当ファンドのビジョン・ミッションや、社会変革に向けた道筋(セオリー・オブ・チェンジ)、ハイライト、投資プロセスと判断基準、投資先企業に関する情報、特集記事などで構成されています。
投資先企業に関する章では、企業が向き合っている社会課題や事業概要、社会的インパクト実現に向けた道筋や主要成果指標(KPI)などを紹介しています。
また、特集記事では、KIBOWの支援による社会的インパクトへの効果を検証するため、全投資先を対象に実施したアンケートの結果と、そこから得られた学びや気づきを公開しました。アンケートでは、投資先企業に対し、「KIBOWが社会的インパクトの拡大にどの程度貢献したか」「さらなるインパクト創出のためにKIBOWに期待すること」などを聞いています。その結果、約8割の企業が「社会インパクトが増加した」と回答しており、KIBOWが起業家によるインパクト創出を後押しする推進力となっていることがわかりました。
今後は本レポートに関連したイベント開催などを通じて、社会的インパクトのさらなる拡大と、インパクト投資の発展に貢献してまいります。
■KIBOW社会投資ファンド とは
KIBOWは、2011年3月の東日本大震災を受け、復興を支援するために立ち上がりました。2011年のプロジェクト立ち上げ以降、継続的に支援を続けるため財団法人化。さらに被災地だけではなく広く日本に貢献するために、2015年9月にKIBOW社会投資ファンドを設立しました。KIBOW社会投資ファンドは、「社会課題を解決し希望を生みだす起業家とともに、事業を創造し社会を変革する」というミッションを掲げ、社会起業家を対象とした社会的インパクト投資を実施しています。設立から8年間で合計22社のスタートアップ企業に投資を行っており、現在は「KIBOW社会投資ファンド3号」(総額10億円)を運営しています。未知・未解決の社会課題にも挑戦し、社会的インパクト投資を通じて社会課題の解決を加速させています。
KIBOWはこれからも、社会課題を解決し希望を生みだす起業家とともに、事業創造と社会変革を導いていきます。
■KIBOW社会投資ファンド 代表パートナー 山中礼二からのメッセージ
「IMPACT REPORT 2024」では、KIBOWの投資先パートナー企業の皆さんが、それぞれ深刻な社会課題に直面しながら産み出している「数字」と「ストーリー」にぜひご注目ください。
また今回は、KIBOWの貢献度アンケートの結果に加えて、2025年にEXIT(持分譲渡)を迎えた「愛さんさん宅食」についての特集記事も掲載しています。社会的なインパクトに向けて私たちがどのように貢献できているか、振り返る機会となりました。皆さまのコメントやご意見をいただき、さらにKIBOWの活動を進化させてまいります。
◆KIBOWについて ( http://kibowproject.jp )
東日本大震災の3日後に始動した救援・復興支援プロジェクト「Project KIBOW」は、「希望」と「Rainbow」から命名しました。長期的に被災地を支援していきたいという想いから、2012年2月に一般財団法人化し、以下の3つを軸に活動を展開しています。
1)「場」の提供(イベント)
被災地各地で、地域の復興を願う人たちが集まる「場」を作っています。地域の内外のリーダーたちが集まり、交流を生むイベントを定期的に開催しています。
2)寄付
これまで、約1400名以上の方々にご協力いただき集めた資金約1億円を、被災地で活動しているNPOや各地のリーダー達に提供しています。
3)社会的インパクト投資(KIBOW社会投資)
被災地に限定せず、「社会を変える」志を持った社会起業家たちに投資し、事業の規模化を支援します。
■本リリースに関するお問い合わせ先
グロービス 広報室 土橋涼
E-mail: pr-info@globis.com