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グロービス経営大学院、新潮流から学ぶ特別講座「ESG経営とリーダーシップ」を2022年7月開講

カテゴリー:グロービス経営大学院

グロービス経営大学院(東京都千代田区、学長:堀義人)は2022年7月から、特別講座「ESG経営とリーダーシップ」を開講します。ファイナンス領域にとどまらず、経営やリーダーシップを主要なテーマとしてESGを扱う科目の開講は、日本のMBAスクールでは初の試みになります。

ESGは「ESG投資」という言葉に代表されるように、世界的な投資の新潮流のなかで、「ヒト」「モノ」「カネ」でいう「カネ」の領域で語られることが多く、一部の投資家や経営陣にとって必要な知見ではあるものの、多くのリーダーにとって必須の知識・知恵であるとは捉えられていない傾向がありました。

グロービス経営大学院は「ESG経営とリーダーシップ」を通して、ESGを「カネ(投資)」の文脈にとどめるのではなく、経営やリーダーシップにおける重要なテーマとして捉え直し、企業活動を社会・地球を含む一連の「システム」として認識した上で経営を行う必要性や、ESGの実践に欠かせない「スチュワード・リーダーシップ(*1)」の理解を受講者に促します。
*1:スチュワード・リーダーシップとは、地球・社会の資産・資源の保護と、企業価値創造の両立を目指すリーダーシップのこと

また、『イーロン・マスクの大きな賭け(テスラのEV・エネルギー事業等、野心的なESGの実践とそれに伴う投資責任の在り方)』『タバコのない世界?(フィリップ・モリスによるタバコ事業の自己否定と新たな価値の創造)』など最先端の企業事例(ケース)を採用することで、持続可能な環境・社会と企業価値の創造の両立を目指し、変革を厭わない、現代ならではの企業経営の在り方を議論します。

グロービス経営大学院は、本講座を開講することで、社会・地球の資産・資源の保護と、企業価値創造の両立を目指すリーダーを輩出していきます。

■「ESG経営とリーダーシップ」概要
開講:2022年7月 
場所:オンライン
対象:グロービス経営大学院 MBAプログラム在校生・卒業生/GDBA卒業生
定員:35名
担当教員:江上広行(Day1,Day6担当)、青井博幸(Day2,Day3担当)、森生明(Day4,Day5担当)

各回のテーマとケース 

  • Day1
    • テーマ:ESGの実践におけるリーダーシップのパラダイムシフト
    • ケース:
      • 年金基金は世界を変えようとすべきか?GPIFによるESG推進の舞台裏
      • ブラックロック:企業の目的を利益につなげる
  • Day 2
    • テーマ:ステークホルダー・エンゲージメント
    • ケース:ネスレ・ウォーターズ・ノース・アメリカ:フロリダ帯水層を巡る水利権
  • Day 3
    • テーマ: 脱・負荷と経営戦略の刷新
    • ケース:タバコのない世界?サステナビリティ・マテリアリティ・マトリクスの構築
  • Day 4
    • テーマ: 価値創造とコーポレートガバナンス
    • ケース:ダノン:ESG経営と株主資本主義は両立するか?
  • Day 5
    • テーマ:価値創造と責任経営
    • ケース:イーロン・マスクの大きな賭け
  • Day 6
    • テーマ:企業経営と社会との共生
    • ケース:ブルネロ・クチネリの人間主義的資本主義

■担当教員からのコメント

スライド1.png

江上 広行 グロービス経営大学院 教員 株式会社URUU 代表取締役

ESGには、単なる経営手法や競争戦略を超えて、VUCAの時代のリーダーに対する、「働くこと」「生きること」に関わる根源的な問いが含まれてると感じています。私自身はJPBV(一般社団法人 価値を大切にする金融実践者の会)という団体を設立し、日本に社会的金融を普及させるためのチャレンジを行っており、本講座に携われたことにとても喜びを感じています。ESGの学びを通して、受講生に驚きと感動を届けられる科目にしていきたいと思っています。

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青井 博幸 グロービス経営大学院 教員 アオイアンドカンパニー株式会社 代表取締役

ESGの経営への実装は、ESG投資に応じるための「義務」なのでしょうか? それとも、経営者の主体的な「意思」なのでしょうか? これからの経営を担うグロービスの精鋭の皆様と、ESG経営の実装とその意義について議論したいと思っております。

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森生 明 グロービス経営大学院 教員

ファイナンス・アカウンティングの世界でもESGは欠くことのできない要素となっていますが、その評価方法はまだまだ試行錯誤の段階です。本講座を通じて、グロービスらしい、多面的な切り口でESGへの理解を深めていただきたいと思っております。


グロービス経営大学院日本語MBAプログラム 英語MBAプログラム
グロービス経営大学院は、2003年開始のグロービス・オリジナルMBAプログラムGDBAを前身として、2006年に開学(当初は株式会社立、2008年に学校法人に変更)。開学以来、「能力開発」「人的ネットワークの構築」「志の醸成」を教育理念に掲げ、ビジネスの創造や社会の変革に挑戦する高い志を持ったリーダー輩出のために尽力しています。東京・大阪・名古屋・仙台・福岡の5キャンパスに加え、2014年からオンラインでプログラムを提供。2017年4月に水戸、同年10月には横浜に特設キャンパスを開設。2009年にパートタイム英語MBAプログラム、2012年に全日制英語MBAプログラムを開始し、日本国内のみならず世界各国から留学生を招き入れています。2017年10月には英語オンラインMBAプログラム(本科)を開講しました。2006年開学当初78名だった大学院本科入学者数は、2020年4月には日本語プログラム(通学・オンライン)で1095名に達し、日本最大のビジネススクールに成長しています。グロービス経営大学院は、今後も創造と変革を担うビジネスリーダーの育成を支援し、テクノベート(*)時代の世界No. 1 MBAを目指していきます。*テクノベート:テクノロジーとイノベーションを組み合わせた造語。

グロービス
グロービスは1992年の設立来、「経営に関する「ヒト」「カネ」「チエ」の生態系を創り、社会の創造と変革を行う」ことをビジョンに掲げ、各種事業展開を進めてきました。「ヒト」の面では、学校法人としての「グロービス経営大学院」ならびに、株式会社立のスクール「グロービス・エグゼクティブ・スクール」「グロービス・マネジメント・スクール」、企業内集合研修事業を行うグロービス・コーポレート・エデュケーションとeラーニングやオンラインクラスのほか定額制動画学習サービス「グロービス学び放題」などを提供するグロービス・デジタル・プラットフォーム、「カネ」の面では、ベンチャー企業への投資・育成を行うベンチャー・キャピタル「グロービス・キャピタル・パートナーズ」、「チエ」の面では、出版事業ならびに情報発信サイト/アプリ「GLOBIS知見録」により、これを推進しています。さらに社会に対する創造と変革を促進するため、一般社団法人G1によるカンファレンス運営、一般財団法人KIBOW による震災復興支援および社会的インパクト投資を展開しています。

グロービス:
学校法人 グロービス経営大学院
・日本語(東京、大阪、名古屋、仙台、福岡、オンライン)
・英語(東京、オンライン)
株式会社 グロービス
・グロービス・エグゼクティブ・スクール
・グロービス・マネジメント・スクール
・企業内集合研修
・出版/電子出版
・「GLOBIS 知見録」/「GLOBIS Insights」
・「GLOBIS 学び放題」/「GLOBIS Unlimited」

株式会社 グロービス・キャピタル・パートナーズ
顧彼思(上海)企業管理諮詢有限公司
GLOBIS ASIA CAMPUS PTE. LTD.
GLOBIS Thailand Co. Ltd.
GLOBIS USA, Inc.

その他の活動:
・一般社団法人G1
・一般財団法人KIBOW
・株式会社茨城ロボッツ・スポーツエンターテインメント

本件に関するお問い合わせ先
グロービス 広報室
E-MAIL: pr@globis.co.jp

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