2023年03月15日
ニュースリリース
KIBOW社会投資ファンド、外国人労働者の職探しプラットフォーム“TOKYO JOB”を運営する株式会社LTBに出資 誰もが働きやすく差別のない社会の実現へ
一般財団法人KIBOW(東京都千代田区、代表理事:堀義人、以下KIBOW)が運営する「KIBOW社会投資ファンド3号」は、外国人と雇用主のジョブマッチングプラットフォームを運営する株式会社LTB(東京都新宿区、代表取締役CEO:鈴木晴美氏、以下LTB)に4,000万円を出資しました。今回のラウンドでの同社の調達金額は、株式会社カオナビ、ユナイテッド株式会社、株式会社ブライダル・イン・プロジェクトからの出資と合わせて、合計8,000万円となりました。KIBOWとして21件目(18社目)の出資となります。
LTBは、「外国人と日本人が共に活躍できる社会の実現」をビジョンとし、外国人向けの求人プラットフォーム“TOKYO JOB”を運営する企業です。TOKYO JOBは、就労資格を自動でスクリーニングする機能を有しており、企業はこれを活用することで不法労働を防ぐことができます。初めて外国人採用をする企業にとっても、働き手となる外国人にとっても安心・安全な、雇用・労働環境を実現することで、外国人と日本人との共生や差別のない社会を目指します。
<LTBの目指すインパクトモデル>
今回の出資を通じてLTBは、多言語対応、検索性の向上などの機能改善、対応する職種/在留資格やエリアの拡大、雇用管理機能の追加など、事業基盤の強化を目指します。また社外取締役として、株式会社グロービス コーポレートエデュケーション部門のマネジングディレクターを務める花崎徳之が経営に参画します。
入管での相次ぐ人権侵害とも取れる事件、国連からの改善勧告、外国人技能実習制度での失踪者の増加など、日本の外国人受け入れ体制が、近年問題視されています。その背景には、外国人労働者が自らの就労機会に関する情報に安心してアクセスできる機会が不足していることや、雇用主・在留者双方の在留資格制度への理解の低さなどの課題があります。KIBOWは、LTBが民間企業側から解決に挑むパイオニアとなって、国内に在留する外国人労働者が安心して職探しを行い継続的に就労できる環境を構築するサービスを提供することで、在留外国人が置かれている劣悪な労働環境を是正し、誰もが働きやすく差別のない社会が実現することを期待しています。
◆株式会社LTBについて
設立日: 2013年12月
事業内容: 外国人特化型の求人サイト
代表者: 代表取締役 鈴木晴美
在地: 東京都新宿区西新宿7-18-18 新宿税理士ビル別館313
URL: https://livetobusiness.co.jp/
◆株式会社LTB 代表取締役 鈴木晴美
1971年北海道生まれ。シンクタンクで石油・ケミカル系事業の日英翻訳通訳者として従事後、2004年米国公認会計士合格。以降約10年、会計事務所にて税務・財務・会計業務に携わる。
顧問先企業の高齢化や人手不足の課題を肌で感じ、2013年株式会社エルティービーを起業。外国人に特化した職業紹介を行う中、外国人雇用にまつわる特有の課題に着目し、課題解消のためIT化した「TOKYOJOB」プラットフォームを2021年リリース。
◆社外取締役 花崎 徳之
早稲田大学商学部卒業。ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院EDP(Executive Development Program)修了。大学卒業後、第一生命保険相互会社(現 第一生命保険株式会社)に入社。法人ビジネスの戦略策定、営業企画、営業組織マネジメントなどを担当。グロービスに転じ、グロービス・コーポレート・エデュケーション(GCE)部門において、企業の組織開発・人材育成支援に従事。その後、ディレクターとして企業向けサービス開発チームのリーダー、セールス&マーケティングチームのリーダーを務め、現在はGCE部門マネジング・ディレクターを務める。講師としては、企業研修・エグゼクティブスクール・グロービス経営大学院において、マーケティング・経営戦略・論理思考・リーダーシップなど幅広い領域ならびにアクションラーニングの登壇多数。また、グロービスのマーケティング研究グループのリーダーとして、同領域のコンテンツ開発・講師育成を統括している。共著に「改訂4版グロービスMBAマーケティング」(ダイヤモンド社)がある。
◆KIBOWについて (http://kibowproject.jp)
東日本大震災の3日後に始動した救援・復興支援プロジェクト「Project KIBOW」は、「希望」と「Rainbow」から命名しました。長期的に被災地を支援していきたいという思いから、2012年2月に一般財団法人化し、以下の3つを軸に活動を展開しています。
1)「場」の提供(イベント)
被災地各地で、地域の復興を願う人たちが集まる「場」を作っています。地域の内外のリーダーたちが集まり、交流を生むイベントを定期的に開催しています。
2)寄付
これまで、約1400名以上の方々にご協力いただき集めた資金、約1億円を、被災地で活動しているNPOや各地のリーダー達に提供しています。
3)社会的インパクト投資(KIBOW社会投資)
被災地に限定せず、「社会を変える」志を持った社会起業家たちに投資し、事業の規模化を支援します。
■本リリースに関するお問い合わせ先 グロービス 広報室 田村 菜津紀、土橋 涼 E-mail: pr-info@globis.com